私たちは呼吸して酸素を取り入れてます。
その酸素と食物から取り入れる栄養素によって、細胞中のミトコンドリアというところでエネルギーをつくり出します。
そのとき、普通の酸素より活性化した活性酸素が発生します。
活性酸素はフリーラジカルという非常に不安定な分子や原子の仲間です。
そのため他の分子や原子の電子を奪う性質があります。
酸化するということは、活性酸素によって電子を乗っ取られた分子や原子の状態をいいます。
活性酸素が体内に増えて処理できなくなると、血管はもとより体内の脂質、細胞膜、組織、遺伝子など、いたるところが酸化され変質していきます。
このような状態を「酸化ストレス」といい老化の進行や病気の温床となります。
たとえば、悪玉コレステロール(LDL)が増えると動脈硬化になりやすく、心筋梗塞や脳血管疾患のリスクが高まります。しかし、LDLそのものが血管に害を与えるものではありません。
問題なのは、活性酸素によってLDLが酸化され、ヘドロのような非常に有害な過酸化脂質が増えること。
そのために血管が傷つき動脈硬化が起こるのです。
- 食品添加物、洗剤、化学品
- 虚血(梗塞や手術などで一時的に血流が止まる時)
- X 線撮影、放射線治療
- 細菌やウイルス
- 車の排気ガス
- ストレス
- 紫外線、酸性雨、電磁波
- 激しい運動
- 過酸化脂質
- 排煙、ダイオキシン
- 残留農薬